2010年7月29日木曜日

ハイビスカス


昨日は、首都圏の専門店を数件廻ってきました。どのお店も、この園芸不況にも関わらずとても良い成果を上げていらっしゃる様でした。

何より嬉しかったのは、どちらのお店も弊社のハイビスカス『ロングライフ・シリーズ』をしっかりとご紹介して下さっていました。感謝です!



夜は、学生時代の恩師が現役を退かれるとの事で、親しかった先輩が音頭をとって下さり、10人程でその先生をお呼びし、ささやかな「現役引退パーティー」を催しました。

実を言いますと、私はこの先生が好きだったんですね。娘さんが私の同級生だったので、まあ、かなり私と歳の差はあったのですが、外見よりも内面的なところに大変惹かれていました。物理の先生だったのですが、私は物理の成績だけは良い点数を取ろうと必死で勉強しました。ただ、勉強している姿を見られるのが恥ずかしく、授業中は遊んだり寝たりして、「問題児」を演出し、夜中に徹夜で勉強していました。テストで良い点数を取ると、「いつ勉強してるの?」と先生に聞かれ、それが快感でした。

昨日は十数年ぶりにお会いしたのですが、相変わらずお奇麗でした。みんなが先生の隣の席を私に譲ってくれ、大変ありがたかったです。

さて、先生は十数年前に定年を迎えた後、非常勤講師として教壇に立ち続けられた訳ですが、今回退職される理由はちょっと意外でした。

ー  昔の生徒は、先生に対して生徒側からいろいろなアクションがあり、それが楽しかった。最近の生徒は何に対しても受け身的で、自分からアクションを起こす人がいない。



私の通った学校は、全国から生徒が集まっており、海外子女も多く、また、スポーツにも力を入れており、とても個性的な学校です。私が在学していた頃は、校内や寮内で、毎日のように様々なトピックについて熱く語り合う『熱い生徒』の集まりでした。受け身的になってしまった生徒達をとても残念に思うと同時に、多分それが当たり前なのであろう『熱くない現代の若者社会』を心配します。

2010年7月20日火曜日

教会の結婚式


昨日は結婚式に出席してきました。

式場の花は、取引先の専門店にアレンジして頂きました。とてもきれいで、みんな感動し、感謝していました。ご担当者の方、ありがとうございました。改めて、生活の中での色々なシーンに於ける、植物の重要性を再認識しました。

さて、結婚式というと、クリスチャンでない方も教会で式を挙げたりするのですが、クリスチャンの式は半端じゃありません。なにがすごいのかって、みんなで歌う賛美歌の迫力です。昨日も、式に列席した約200人の人達が、礼拝堂で賛美歌を大合唱!みんなテンションが上がっているので、うるさいうるさい!でも、みんなが盛り上がって、とても楽しかったです。


あと、その後の披露宴も、ちょっと違います。って言ってもたいした事じゃないけど・・・。

披露宴では、通常お酒は振る舞われません。ですから、みんなお茶やジュースです。だから、大声を上げる人もいませんし、とても和やかです。みんな、司会の話は聞いてるし、新郎新婦がちゃんと主人公になってるし・・・。

まあ、せっかくの披露宴なんだから、お酒がないってのも、いいんじゃないかなあ。

2010年7月18日日曜日

帰国後は、国内出張


この15日にアメリカから帰国したばかりだというのに、16~17日と国内出張でした。時差ボケと移動の疲れでかなり体にきました。バイヤーや生産者の方達にお話をさせて頂いたのですが、会う人、会う人、「どうしたの?顔色悪いんじゃない?大丈夫?」と優しい(?)声をかけてくれました。

今回は「今後求められる園芸店」、「今後求められる生産者」という題目でお話をさせて頂きました。どちらも現在の欧米の状況をもとに、今後の日本の園芸店や生産者が進んで行くであろう方向の仮説を立てて話しみました。

この二つの話を考えていて感じたことがあります。消費者のこちら側、つまり『販売店&卸・市場&生産者&種苗会社』のチームワークが良くなれば、植物の消費を伸ばしてマーケットを拡大する事は十分可能だし、もっと効率を良くして利益を増やす事も可能でしょう。

2010年7月14日水曜日

OSC


今年もオハイオ・ショート・コース(OSC)に来ています。

このOSCは生産者や園芸業界に関わる人達の知識の向上のために、毎年7月に米国のオハイオ州コロンバスで行なわれている勉強会です。最先端の知識を得ようと、毎回世界中から多くの園芸業界の人々が集まります。

私ももう何年にもわたり毎回参加し、色々と勉強させてもらっています。特に私は園芸素人な者ですから、このような勉強会は大変ありがたく、主催者であるOFAには大変感謝しています。

しかし、残念ながら、今年の勉強会はちょっと得る事が少なかったように感じました。知人に話したら「あんたは毎回勉強しているから、一通り学んじゃったんじゃないか。」と言われました。まあ、嬉しい様な嬉しくない様な・・・。


ただ、今回はこのOSCに併せて、有名なガーデンセンターを何カ所か廻らせてもらい、経営者の方達のお話が聞け、そこでは大変勉強になる事が多くありました。

ひとつ、これは面白いなと思ったのは、シーズナル・ガーデンセンター(Seasonal Garden Center)です。春の花壇苗の需要が多い時期だけ、空き地や駐車場などを借りて、その時期だけオープンするガーデンセンターです。


http://www.poly-tex.com/pages/greenhouses/GM/gm_photos.html

このサイトにハウスメーカーの使用例写真が載っているので、是非見て下さい。

今回伺ったガーデンセンターでも、自分の店の他に、市内で6店舗、このようなシーズナル・ガーデンセンターを4月上旬から7月上旬まで営業しているとの事。1店舗あたり2,000万円くらいの売上があるとおっしゃっていました。この簡易ハウスは1セット約100万円で購入できるそうです。簡単に解体が出来、組み立ても4時間くらいで出来るそうです。営業許可と水の手配だけ何とかなれば、大変美味しい商売だとおっしゃっていました。こういう行動力は、さすが “アメリカン” だと思いました。

2010年7月8日木曜日

バーンズ・ガーデンセンター


現在アメリカに来ています。

今日は、Today's Garden Centerというアメリカの業界紙で2010年のアメリカ中部地区で最も成功したガーデンセンターに選ばれた、バーンズ・ガーデンセンターに行ってきました。

アポ無しだったのですが、下調べをして伺い、社長のCherie BernsさんとマネージャーのBarry Christianさんにお話を伺ってきました。

お店のスタッフを紹介して頂き、売場の使い方、ディスプレイの仕方、イベントの作り方、販売物の選び方、従業員教育の仕方、など勉強させてもらいました。説明されるとどれもちゃんとした理由があり、もっともな事ばかりでしたが、それが出来ている事が素晴らしい事なのでしょう。ただ、成功している理由を一言で言えば、「お客様に喜んでもらうために、何が出来るか?」と「従業員は何をするべきか理解しているか?」だけを考え、その結果が自然について来ている、というものでした。

やはり、自分本位の経営は成り立たず、人のために仕事する事が結果として自分に帰ってくるんだ、と改めて実感しました。

3時間以上も色々と説明してくれ、大変感謝しました。伺ったお話はどれも参考になり、今後、日本に帰ったら、自分の仕事にも生かして行きたいと思いました。