2013年8月25日日曜日

一貫性とチャレンジ



今年も7月8月と沢山のセミナーを受けてきました。7月は主に生産農場の経営、8月は主に園芸専門店の経営。ずっと、いくつのセミナーを受けていると、その年その年によってキーワードが私の中で浮かんできます。今回浮かんできたのがタイトルのこの言葉です。

どの様な会社にも、その会社の基本価値があり、それを一般には「理念」や「一言集約」で現していると思います。そして、それが会社の強み・魅力であるとお客様は認識していると思います。これは不変的なものであり、これがグラグラしてしまったり、変更してしまうと、お客様は不安を感じると思います。ですから、会社は一貫性のある『顔』を維持しなければなりません。

一方、同じ事の繰り返しだけでは、会社は衰退してしまいます。会社には成長が必要であり、そのためには「新しい商品」、「新しい顧客」、「新しい取組」などへのチャレンジが必要になります。何人かの先生方の話を聞くと、会社の新しい取組というのは全体の5%と言う人から12%と言う人まで様々でした。多分、どれも正解なのだと思います。会社によって環境は違うので、それをひとくくりにする事はできないと思います。しかし、「新しい取組が無い」と言う事はあり得ないのです。また、「新しい取組ばかりで、今までのうちとは全く違うんだ。」というのもあり得ないのです。

私達を取り巻く環境は常に少しずつ変化しています。これは人間の人生に置き換えてみると分かり易いのですが、20才から50才になるまでに、自分は随分成長しているはずですし、掛かるものも随分と増えてきます。その間、毎年毎年自分を取り巻く環境の何かが変わり、それに合わせる様に自分も変化し、30年後には大きな変化になっているのです。

さて、弊社の取引先の農場や販売店では「新しい商品」、「新しい顧客」、「新しい取組」の構成比率というのはどれくらいになっているのでしょうか?来期に向けて、どの様な事業計画を立てているのでしょうか?また、弊社はそれをどの様にサポートできるのでしょうか?

奇しくも、弊社では、明日、明後日と丸二日を使い、来期の計画を決めるミーティングが行なわれます。ミーティングでは、全社員が理念の元に自分たちが何をやらなけらばならないかを話し合い、目的実現のために何が必要かを検討します。「学んで思わざれば則ちくらし、思うて学ばざれば則ちあやうし」。当たり前の事なんですが、再認識しました。

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