2011年8月28日日曜日

稲刈り

この週末は稲刈りに行ってきました。

田んぼを持っている生産者の方々にしてみれば、どうってことはないのでしょうが、うちの子供は今まで全然田んぼや畑などに行ったことがなく、この春初めて「田植え体験」をさせました。そして、田植えをさせて頂いた田んぼの持ち主のご好意で、稲刈りもさせてもらうことになりました。

田植えをさせて頂いた時は、親子でかなりテンションが上がり、大変楽しい思い出となりました。今回も、息子共々大変楽しみにしていました。



・・・・が、当日は、なんと息子は塾の集中講座。私としては、「塾なんていつでも行けるのだから、今しかいけない稲刈りが絶対優先順位は高い!」と声を大にして言いたかったのですが、でも、それを言っちゃったら、今後の息子の勉強に対する姿勢に悪影響が出そうな気がする。そうでなくとも、うちの息子は勉強が嫌いで、やっと塾に行ってくれて、人並みになってきた時なのだから。稲刈り当日の朝まで、悶々としていましたが、さすがに、最後まで、「塾は休んで稲刈りに行こう!」と叫ぶことはできませんでした。

正直、すっごーくガッカリ・・・。

でも、息子無しでも、稲刈りごっこは大変楽しかったです。前日に雨が降って田んぼに水が溜ったので、長靴を履いていきましたが、裸足で入りました。ホント、童心に返ってはしゃいできました。後で機械で刈るのが面倒になってしまうとのことで、ちょっとだけ刈らせてもらいましたが、なんと言うか、日頃の仕事のことなどは忘れて、心が軽くなった気がしました。



来年こそは、息子と一緒に行きたいなあ。






2011年8月22日月曜日

ビリー・グラハム・センター・ミュージアム




週末はシカゴ郊外にあるビリー・グラハム・センター・ミュージアムに行ってきました。このミュージアムはアメリカで有名なキリスト教大学、ホイートン大学のキャンパス内にあります。私の甥っ子がこの夏にホイートン大学に入学したので、激励(彼は初めて一人暮らしをするんです)と美味しい食事のごちそう(これから暫くはあまり上手い物は食えないだろうから)を兼ねて行ってきました。



ミュージアムはアメリカのキリスト教の歴史と伝道者の歴史が紹介されています。1620年にイギリスから移民してきた「ピューリタンの生活」、「開拓時代のインディアンへの布教」から、ビリー・グラハムの世界伝道に至るまで、細かに、丁寧に紹介されています。



ビリー・グラハム・センター・ミュージアムの建物です。



ピューリタンが移民当初に作った自分たちの法律書、“Blue Laws"です。



インディアンに布教する為に作った聖書です。



1620年、ピューリタンがイギリス国教会の束縛を逃れ、信仰の自由を求めてメイフラワー号でアメリカに来てから334年後、ビリー・グラハムがイギリスに伝道に行きました。彼が1954年にイギリスのウェンブリーで行なった説教には122,000人が集まり、10,000人が信仰告白をしたそうです。スゴい!



ただ、私がビリー・グラハムを好きかどうかというと「?」です。確かに素晴らしい伝道者なのですが、2つ受け入れられないことがあります。ひとつはキリスト教の伝道をアメリカのショー・ビジネスにしてしまったこと。もうひとつは政治への介入です。歴代大統領(オバマさんも含めて)は彼と親しくすることにより人気を得ようとしました。数々の戦争を国民に対して正当化しようとしました。この2点が、どうもイマイチ、納得していません。

「じゃあ、何で見に行ったんだよ?」と思われるかもしれませんが、そこはやっぱり、日本人のミーハーなところです。

2011年8月20日土曜日

IGCセミナー



Independent Garden Center Show のセミナーを受けてきました。

このセミナーは、専門店向けのセミナーで、今回も良い勉強ができました。

いくつかのテーマに分かれてクラスがありました。私は初日は「園芸店のレイアウト」のクラスを取りました。道路からの見え方、店内の動線の作り方、スペースの使い方、などなど。私たちが園芸店の方々とディスプレイの話をする時に使える、たいへん具体的な内容でした。

2日目からは「アメリカの今後のガーデンセンター」について学びました。今からアメリカのガーデンセンターはどの様に変化していくだろうか?販売店はどの様なことをしていかなければならないのか?についてのクラスを取りました。その中で一番のポイントはフェイスブックやツイッターに代表されるソーシャルメディアの利用だそうです。


1つの例を挙げると、実店舗だけではなく仮想店舗が必要になる。その仮想店舗と自分の実店舗をどの様にリンクさせるか?

確かに、現在は実店舗で商品を探して、情報も店頭でポップや店員からの限られた情報ですが、仮想店舗の中ならば店内で扱われている商品の検索も楽にできますし、情報も他の情報サイト等を利用すれば、その植物の楽しみ方、評判等、いろんなことを知ることができます。ただ、その仮想店舗からどの様に実店舗に人を連れてくるか。そこには昔からのアナログが必要になるわけですね。パソコンやスマートフォンでは提供できない物が実店舗で必要になるわけですね。

まあ、こんな感じのクラスをいくつも取りました。毎回思うのですが、こんなセミナーが日本でとれれば、みんながもっと勉強できるし、こんな時間とお金を使ってシカゴの方まで来る必要もないし、いいんだけどなあ。



セミナーの開会式がとても印象的でした。オープニングには、ステージに大きく映し出された星条旗の下で、マーチングバンドがテンポの速い軍歌を演奏しました。その後、司会者が神様に祈りを捧げてから開会式が始まりました。日本に置き換えれば、日の丸が映し出されて軍歌を演奏する、ということになります。日本ではこれが「右翼的行動」と見られてしまうわけで、「愛国心」にならないんですね。アメリカでは町中に星条旗が溢れていますが、日本では日の丸の旗をあまり見ません。たぶん、ほとんどの日本人は日の丸の旗を持っていないと思います。私も持っていないので、今度買って来ようかと思います。「右翼」ではないですよ。「愛国」です。

2011年8月16日火曜日

ガーデンセンター巡り

今月もアメリカに来ました。イリノイ州~ウィスコンシン州のガーデンセンターを廻り、シカゴで開催される Independent Garden Center Show で販売店向けのセミナーを受ける為です。



週末に専門店を数件廻りました。8月中旬の全く時期外れな時にも関わらず、やはり評判の良い店は頑張っています。

アメリカも日本と同じで植物の売れる時期は春と暮れです。しかし、その他の時期も売上を作らなければなりません。以前は閑散期は開店休業の様な状態だったのですが、最近は色々仕掛けをして少しでもお客様にお店に来てもらえる様な試みをしています。



それは何か?簡単に言えば、植物以外の商品を充実させています。植物を大幅値下げしてお客様の目を引き、来店したお客様にいろいろな物を買ってもらう、という方法の様です。ですから、店内には園芸資材だけではなく、洋服、靴、アクセサリー、インテリア、食品、などが店内売場に充実しています。3カ所の専門店に伺ったら、どの店もこれらの商品の売上が全体の売上に占める割合は15%位あるそうです。

すごい・・・。

勿論、どの店も植物の販売・ガーデニング愛好家を育てる努力は素晴らしいです。でも、それだけでは食べられないので、「食べる為にはいろいろな物を売るしかない。」ということだと思います。

どんな仕事でも、夢だけでは生きていけないんですね。




全米で2位の規模を誇る専門店、ステイン・ガーデンズの写真を貼付しておきます。

一年草は綺麗なんですが、みんなセールのタグがついてます。


シュラブの類いは夏でも売れるので、値下げしていません。

向こうの端までみんなキャンドルです。

雑貨の棚が果てしなく続いていました。

レジ周りはまるでスーパーですね。

2011年8月13日土曜日

棚卸




今週は倉庫の棚卸がありました。さすがにこの時期の倉庫は暑かったです。



昔から扱っている建築資材や生産鉢の他に、最近では陶器鉢も加わり、こんなに沢山の在庫があって大丈夫なのだろうか?いやぁ、心配になります。金額では把握しているのですが、やっぱ、現物は違いますね。



私たちの会社も創業して18年になります。創業当初から扱っていた建築資材や園芸資材の在庫を見ていると、いろいろなことが思い出されました。脱サラして、自己資本もなく無一文で始めた会社ですが、18年間も私たちが続けてくることができたのは、本当に取引先の皆様の助けがあってのことだと、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。



常に初心を忘れずに、常にお世話になった方々のことを忘れずに、これからも頑張ろう!

2011年8月2日火曜日

行動できなければ、悪くなるばかり



昨日、日本の3人の国会議員が韓国に入国拒否されるという事件が起こりました。

竹島問題に関しては、日本と韓国の見解が異なっており、サンフランシスコ平和条約において竹島は日本の領土であると明確に示されているのにも関わらず、韓国が武装制圧しています。白黒はっきりさせる為に日本政府が国際司法裁判所に裁定を求めても、韓国政府がこれに応じていないのが現状です。

この問題は50年以上も続いている問題なのに、日本政府には何の進展もなく、その間に韓国政府がどんどん既成事実を積み上げていっています。そのような日本政府の体たらくに業を煮やした自民党の3議員が行動に出たわけです。

勿論、私も竹島問題が大きな外交問題になり、早く解決してくれることを望んでいますが、このような形での解決方法がベストであったとは思いません。多分、行動に出た3人の国会議員達も同じだと思います。

本来は、日本政府が既に対応しておくべきであり、50年以上も放置されていたことが問題です。50年以上経って「今は時期が悪い」などと言う考えが正論であるならば、後何年経てば「良い時期」が来るのでしょうか?

先日のブログではオバマ政権への苦言を書きましたが、日本もあまり変わらないと思います。いや、日本はもっと悪いかもしれません。懐が深いフリをして、実際は何も行動に移す勇気がないのですから。



コンサルタント会社の人たちや銀行の人達の話を伺うと、オーナー社長と雇われ社長の違いは、ひと目見て分かるそうです。何が違うかというと、目つきだそうです。

オーナー社長は、判断力のある目、行動力のある目、ひと言で言えば「できる男の目」を持っているそうです。

生産者の皆さんもオーナーの方々です。良い目つきをしていますでしょうか?私も自分の目つきが気になり、洗面台で歯を磨く時には、自分の目を凝視して「俺の目は大丈夫か?」と自問しています。