2011年9月27日火曜日

週末の買い物

週末に、ガーデンセンター巡りをしてきました。


この時期はちょうど季節の谷間になり、あまり商品がないのではなかろうか、と思ったのですが、いやあ、いいモノがありました。




まず、斑入り葉のポトス。


最初プラスチックかと思いました。めっちゃ造花っぽかったのですが、ホンモノ!しかも、売場でピンで光ってました。斑の入り方が最高!しばらくしげしげと見て、思わず手に取りました。手に取ったらもう、他の誰かにとられそうな気がして、絶対に放すことができませんでした。


家に帰ってシューリッヒの鉢に入れたらカッコ良すぎ。娘にとられそうになりましたが、ダメ!こりゃ俺のモンだ!




もうひとつ。お店の人に、「高松さん、これ面白いでしょ」って見せてもらったのが・・・。


っえ?ブリキのオブジェ?なるほど、花屋でこれもありか?いやいや、ちがうよ、葉牡丹だ。

っで、触ってみる・・・。いやっ、やっぱりブリキ!?だいたい、固くて、ギザギザで、痛いよ。


お店の人に聞いてみると、「そう、葉牡丹です。山梨で見つけた掘り出し物です。」なんか、骨董品屋さんみたいな言い方されたんだけど、なんか納得。

店長も出てきて、小声で、

「これ、いいでしょ。」「すごいですね。」「他にはありませんよ。」「ヒッヒッヒッ」

妙にヒソヒソ話。



家に帰ってからハツユキカヅラと一緒にアンティークな鉢に植えてみました。

これも娘が「ほしーッ!」いや、ダメダメ。これも俺のだ!

2011年9月19日月曜日

北海道のラーメン


北海道出張の第2弾です。

先週、「北海道では毎日みそラーメンを食べる」と公言していたので、証拠となる写真をお見せします。



第一日目、最初から公言撤回です。いきなり醤油ラーメンにいってしまいました。しかし、私は函館の七飯町にいくと、必ずこのラーメン屋さんに寄って、この黒い醤油ラーメンを食べます。この黒いスープは全然しょっぱくなく、甘いんです。



第二日目、千歳市で有名らしいんだけど、みそラーメンにマー油をいれた黒みそラーメンです。みそラーメンと言うよりも、なにか中国的な味がして不思議でした。



第三日目、江別市でみそラーメンを食べました。やはり地元で有名な店らしいです。メニューはなんと、みそラーメン、醤油ラーメン、みそ醤油ラーメン、の3つです。何人かのお客さんがみそ醤油ラーメンを頼んでいましたが、まあ、わたしはオーソドックスにみそにしました。この日は、本当は栗山町にあるラーメン屋さんでニンニクたっぷりのみそラーメンを食べたかったのですが、スケジュールの都合上無理だったので、次回に持ち越しです。



第四日目、旭川市でみそラーメンです。旭川市には本当に有名な店が沢山あります。で、いま話題のみそラーメンのおいしい店に行こうと思ったのですが、午後2時で、既にスープ終了!タッチの差で食べられませんでした。で、第二候補だった店に食べにいきました。アットホームな店で、大変美味しかったです。



第五日目、札幌に戻り、王道の白みそラーメン、なんだけど、なんか可もなく不可もなく、まあ、さすがにこうも毎日みそラーメンが続くと、感動が無くなってきます。



総評:高い! 
最初の七飯町のローカルな店が600円で一番安かったですが、その後行った店、どこへいってもシンプルなみそラーメンが800円前後します。絶対、『北海道のラーメン』というブランド価格になっているんじゃないでしょうか?私の地元で、普通のみそラーメンが800円もするなんてことあり得ません!

これ書いていて思ったんですが、たぶん、ラーメンがすごく好きな人たちは、お店の名前を聞かなくても、どんぶりを見ただけでお店の名前が分かるんでしょうね。

2011年9月17日土曜日

北海道の生産者


今週は北海道の生産者を訪問してきました。

やっぱ、北海道はデッカイド~ですので、1日2~3件訪問するペースです。函館で3件、伊達で1件、苫小牧で1件、札幌で2件、栗山で1件、美唄で2件、旭川で1件。1週間かけて廻れたのはたった11件でした。

北海道を廻って改めて感じたのは「適所適作」と「生産者の力」でした。

この季節の北海道の生産は、以前は本州と同じでシクラメンとポインセチアが中心でした。シクラメンやポインセチアの早出しが、バブル期に随分と増えたそうです。その中でも、北海道の中でも比較的気候が温暖で、本州とフェリーで繋がっていた伊達市が北海道の一大花卉産地として栄えました。しかし、既にそれも昔の話。ブームに乗って、ただせっせと本州にシクラメンを送っていた生産者は、シクラメンの価格下落と共に消えていっています。一時期、伊達には30件程の生産者がいたそうですが、現在は10件ちょっとです。ここで残っている生産者は、さすがに個性が強く、勉強熱心です。

厳しい話ですが、これが現実なんですね。全国の花卉業界の動向の縮図を見ている様です。



このところ、北海道の秋の定番になってきている商品があります。『カルーナ』です。私が北海道に最初にお邪魔した頃から、カルーナの生産は数件が行なっていました。そこで、私がヨーロッパのカルーナ生産者を廻り歩き、ドイツからガーデンガールズという品種を持ち込みました。北海道の中でも、特に技術に優れた生産者に絞り、何年もかけてヨーロッパで見る様なきれいな草姿のカルーナができる様になりました。今秋の生産者の状況を見て、大変嬉しくなりました。また、生産者から投げられる質問の内容も、昔よりも遥かにレベルの高い質問になっており、これまた、嬉しかったです。





あと、弊社で6月末に納品したヒューケラ(メリクロン苗)が、たったの2ヶ月半でものすごい株になっていました。しかも、本州では夏に傷んでしまう葉色のきれいな品種も、全然問題なく生育していました。これ、うちの庭に絶対欲しい!

ほんと、「適所適作」は良く言ったものです。勿論、生産者の技術も素晴らしく、培養土や肥料に関する意識は、本州の生産者達よりも高いのではないかと思います。しかし、そういった技術だけでなく、本当に環境が良い。この技術プラス環境が、北海道の生産者が今後勝ち残っていく為の道なのだろう、と改めて感じました。

2011年9月11日日曜日

生産者訪問





今週から生産者廻りを始めました。まずは岐阜~長野~山梨と廻りました。これからIFEXの前までに関東圏を除き、全国を廻る予定です。

この数年間、会社の次のステップへの準備に追われ、ちょっと生産者と疎遠になってしまいました。その結果、生産現場の現状への私の認識がボヤけてきてしまいました。

もちろん、弊社のCS(弊社では「営業」と呼ばずに「カスタマーサポート(CS)」と呼んでいます。)は大変良く生産者をサポートしてくれており、日報や月曜のCS会議を通して生産者の情報は私に細かく伝わってきます。しかし、残念な事に、人伝の話では農場の「空気」が伝わってきません。生産者の表情、パートの人達の表情、出荷場の床のホコリ、積まれたトレーの状態、FAXの横に積まれた用紙、本棚に並んだカタログやファイル、カレンダーやホワイトボード、トイレ(私は農場経営者の将来性の判断の1つに、トイレの綺麗さを入れています。)、いろいろな「空気」を通して生産者の今の気持ちに少しは近づけると思います。

今週は弊社取扱いのハイビスカス、ロングライフシリーズHibisQsのブリーダーが来日しましたので、一緒にハイビスカスの生産者も3件廻りました。その他にも、シクラメンやカルーナの生産者を廻りましたが、仕事の話だけでなく、日常生活や家族の話、地域社会の話などを色々聞くことができました。

弊社とお付合いいただいている生産者の皆様は、みなさん素晴らしい人達ばかりで、本当にこのような方達とお付合いできて、いろいろと学ばせて頂いて、心からありがたいと改めて感じました。この様にお付合いいただいている生産者の方々の為に、少しでもお役に立てる様、もっともっと考えて考えて、行動を起こしていこうと痛感しました。

さて、来週は北海道です。目標は毎日みそラーメン、毎日生産者の笑顔を見る、この2本立てです。

2011年9月3日土曜日

17期もやっと無事に終えることができました



弊社は8月が年度末になっており、今週は弊社の経営ドックをまるまる2日使い行ないました。一年の反省をし、この一年の経験を基に、新しい年度に向けてスタッフみんなで「どの様に生産者の皆様に喜んでもらえる仕事ができるか?」について話し合いました。いろいろなアイデアが出て、大きな希望を語る人、更に大きな希望を語る人、逆に、控えめな希望を語る人、でもみんな、生産者の事、取引先のことを真剣に考えているのがよく分かりました。

まあ、希望を現実にできる様、みんな頑張るわけですが、可能性があるかないかよりも、スタッフ個々の気持ちが再確認でき、一致団結して新しい取組みに取りかかれる事をありがたく思いました。



去年の9月から今年の8月までの一年を振り返ると、正直、ハラハラドキドキの一年でした。冬場の生産原価の高騰を気にして冬越しの生産を控えた人、出荷の鉢サイズを小さくして苗の納期を遅らせた人、そんな生産者の影響で、秋の苗納品時期が弊社の予定よりも大きくずれ込み、とてもハラハラしました。しかし、いつもより2ヶ月遅れで納品のピークが来たので、やはり全体的に出荷鉢のサイズダウンが出てきているな、などと思いもしました。

春には、あの東日本大震災がありました。東日本の多くの生産農場が被害を受け、小売店の売上も一時どん底に落ちました。その後の生産者の心理的な影響から苗のキャンセルなども入りました。「ああ、これはもうダメだ」とも思いましたが、その一方で「うちの会社は神様に守られている」という強い確信もありました。

案の定、その後の売上の回復に助けられ、終わってみれば、大きな飛躍こそはありませんでしたが、なんとか社員みんなが笑顔で年度末の経営ドックに臨め、新期に向けて前向きに事業計画を立てることができました。


本当に、感謝です。


「主の目は正しい人をかえりみ、その耳は彼らの叫びに傾く。」(詩編34:15)