2012年1月17日火曜日

花育


我が家はクリスチャン家族で、みんなで毎週教会に通っているのですが、日本全国のキリスト教教会が抱える共通の問題があります。『教会会員の高齢化』です。このブログを読まれている方の中でも、子供の頃に日曜学校に通ったり、ミッション系の幼稚園に通った経験のある方もいると思います。しかし、小学校、中学校、高校と成長するにつれてだんだんと教会を離れていってしまうんですね。残念ですね。教会がどんなに努力をして次世代のクリスチャンを育てようとしても、結果がついて来ない。なぜか?多分、こちら側からの継続的なフォローを続ける事が難しいんでしょうかね。勿論、親がクリスチャンであれば、ずっと継続的に教会に通わされるのですが、そうでない場合、子供の意志で教会に通い続けるのは随分難しい話だと思います。

園芸業界も、花育などのプログラムを通して子供達へ植物に触れる機会を作っていますが、その子供達が勉強としてではなく、日常生活の一部として、小学校、中学校、高校と継続して植物を楽しんでくれるといいですよね。でも、廻りからの継続的なサポートがなく、子供の意志で継続的に植物を楽しんでもらう事って可能でしょうかね?

先日、facebookで知り合った西日本の花屋さんが、「おじいちゃん、おばあちゃんが、孫に植物の楽しさを教える様な企画を作りたい」とおっしゃっていました。素晴らしい事ですよね。私たちも色々考えて考えて考えれば、子供達に継続的なサポートをする為のお手伝いが出来るんですね。

私の家の4軒隣りが小学校です。下校時間に私が花壇をいじっていたりすると、たまに子供が足を止めてくれます。花壇苗の植え込み方や、管理の仕方等を話してあげると、興味深そうに聞き入ってくれます。ちょっとは役に立ててるかなあ。

写真は、去年の春に娘と一緒にヨーロッパに行った時のものです。娘は園芸が必須科目に入っている普通校に通っています。

2012年1月3日火曜日

Generation Y


Generation YY世代)という言葉をご存知でしょうか?アメリカで1975年から1989年に生まれた世代をこう呼ぶそうです。その前の1960年から1974年に生まれた人を(カンの良い人ならお気付きでしょうが)Generation X(X世代)と呼ぶそうです。

先日、地元で高級スーパーをチェーン展開する会社の社長とお話しする機会がありました。スーパー業界も、園芸業界の様に昭和30年代から始まり高度経済成長に併せて伸びて来たそうです。売る側も、買う側も、団塊の世代の方々が中心になり栄えて来たんですね。しかし、町内でその時代に栄えて来たスーパーは、近年は大手資本のショッピングセンターに押され、後継者問題もあり、徐々に廃業に追いやられているそうです。

考えてみると、園芸業界で起こっている問題は、何も園芸業界内だけではなく、高度成長期に伸びて来た多くの産業に共通して言える事だと思います。供給者側が世代交代をしているのに、消費者を世代交代させられない。または、供給者が時代の流れについていけず、次世代の消費者を他の供給者(他の店、または他の業界)にとられてしまっている。


さて、Generation Xは、団塊の世代とは明らかに違います。Generation Yは、もっと違います。私が以前にアメリカのセミナーで聞いた説明では、Generation Xは『セックス・アンド・ザ・シティ』世代、あのテレビドラマに憧れる世代、つまり、セレブに憧れる世代だそうです。Generation Yは『インターネット』世代、バーチャル世代、人との対面会話を避ける世代、一般社会に溶け込むよりも自分たちだけの小さな社会を好む世代だそうです。まあ、何となく的を得ているなあと感じますよね。

とにかく、この様に消費者は変化しているんですよね。だから、Generation Xに合った販売方法は今必要なんだろうし、Generation Yに合った販売方法もそのうち必要になってくるはずですよね。

以前、あるお店の部長と話していた時に、彼が「POSシステムは過去のデータしか見れないから嫌いだ!」とおっしゃっていて、思わず苦笑しましたが、なるほど、未来のデータを見たいですね!

写真はフランクフルトにあるセレブ向けガーデンセンター、Sunflowerのレジの後ろ側です。お客様がセルフで荷造りするんですが、セレブ感いっぱいですよね。