Generation Y(Y世代)という言葉をご存知でしょうか?アメリカで1975年から1989年に生まれた世代をこう呼ぶそうです。その前の1960年から1974年に生まれた人を(カンの良い人ならお気付きでしょうが)Generation X(X世代)と呼ぶそうです。
先日、地元で高級スーパーをチェーン展開する会社の社長とお話しする機会がありました。スーパー業界も、園芸業界の様に昭和30年代から始まり高度経済成長に併せて伸びて来たそうです。売る側も、買う側も、団塊の世代の方々が中心になり栄えて来たんですね。しかし、町内でその時代に栄えて来たスーパーは、近年は大手資本のショッピングセンターに押され、後継者問題もあり、徐々に廃業に追いやられているそうです。
考えてみると、園芸業界で起こっている問題は、何も園芸業界内だけではなく、高度成長期に伸びて来た多くの産業に共通して言える事だと思います。供給者側が世代交代をしているのに、消費者を世代交代させられない。または、供給者が時代の流れについていけず、次世代の消費者を他の供給者(他の店、または他の業界)にとられてしまっている。
さて、Generation Xは、団塊の世代とは明らかに違います。Generation Yは、もっと違います。私が以前にアメリカのセミナーで聞いた説明では、Generation Xは『セックス・アンド・ザ・シティ』世代、あのテレビドラマに憧れる世代、つまり、セレブに憧れる世代だそうです。Generation Yは『インターネット』世代、バーチャル世代、人との対面会話を避ける世代、一般社会に溶け込むよりも自分たちだけの小さな社会を好む世代だそうです。まあ、何となく的を得ているなあと感じますよね。
とにかく、この様に消費者は変化しているんですよね。だから、Generation Xに合った販売方法は今必要なんだろうし、Generation Yに合った販売方法もそのうち必要になってくるはずですよね。
以前、あるお店の部長と話していた時に、彼が「POSシステムは過去のデータしか見れないから嫌いだ!」とおっしゃっていて、思わず苦笑しましたが、なるほど、未来のデータを見たいですね!
写真はフランクフルトにあるセレブ向けガーデンセンター、Sunflowerのレジの後ろ側です。お客様がセルフで荷造りするんですが、セレブ感いっぱいですよね。
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