2012年3月4日日曜日

タカマツ・スクール2012・・・ありがとうございました!


報告が遅くなりましたが、タカマツ・スクールが無事に開催されました。当日、何人かの欠席はありましたが、合計180名以上の生産者と販売店の方々にお集まりいただき、経営とマーケティングについて勉強しました。

かなり充実したセミナーの内容に対して、ボリュームが多すぎかと心配しましたが、参加された多くの方々からは「良かった!」とお褒めの言葉を頂きました。海外から来られたスピーカーの方々からも、「欧米のセミナーに負けない内容だ。」とありがたい言葉を頂きました。

セミナー後の懇親会は、北海道から九州までの生産者&販売店の方々の情報交換会の場となりました。また、料理を奮発したのは良かったと思いました。私は話してばかりであまり食べる暇がありませんでしたが、みなさん、料理のレベルに満足されている様子でした。やはり、結婚式場で行なうメリットはありましたね。

さて、セミナー後に、ジョン・スタンレー氏と話し合いをしました。

日本の園芸消費を伸ばす為に、現在の問題点は?
*流通形態:市場やベンダーの影響やマージンが大きすぎる。もっと、販売店と生産者がコミュニケーションを取り合い、効率よく付き合う必要がある。これが日本の園芸業界の将来に最もポイントとなる問題だろう。
*マーケティング:生産者がもっと消費者にアピールできる商品を生産するべきである。具体的な用途を説明できない商品は、販売店にも消費者にも分からない。逆に、具体的な用途が分かる商品は、販売店も取扱い易く、消費者にも分かり易い。
*販売店の販売技術:現在でも、綺麗に見せることは出来ているが、テーマの作り方や動線の作り方を学べば、もっと良くなるだろう。
*勉強:園芸業界には若い力が沢山入って来ている。これは良い傾向である。この若者達が、もっと勉強して知識と技術を取得していけば、明るい将来があるだろう。

具体的に、今すぐ、どの様なことが必要か?
*生産者&販売店:自分たちで定期的な勉強会。また、業界誌に、実際に為になるコラムを掲載してもらう。
*販売店:ストア・レイアウトや展示方法のルールを勉強する。(ワークショップなど)
*生産者:生産者の営業グループ(グループ・ユニークのようなグループ)を作り、実践を通して勉強する。

私たちが何をやらなければならないのかは明確です。まず、出来ることを探し、出来ることから取りかかりましょう。私としても、私の会社としても、業界の為に何ができるのか、より明確になりました。これから、もっともっとガンバります!

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