2011年1月11日火曜日

なにがなんでも1番になる!


先日雑誌で知った気になる会社があります。

レーザー加工システムのパイオニア - 片岡製作所

ニッチなマーケットではあるが、リチウムイオン電池のレーザー加工システムで日本のシェア75%、世界シェア50%を占めているそうです。レーザー加工装置の業界では小規模な方の会社らしいのですが、この「リチウムイオン電池のレーザー加工システム」ではどこにも負けないそうです。

以下は片岡製作所社長のコメント:
「これまで、大手メーカーが恐いと思った事は一度もありません。大手メーカーといっても、レーザーに取組んでいるのは1つのディビジョンにすぎない。そのディビジョンが長年、変わることなく熱心に取組んでいるなら話は別だが、一般的に景気やその他の外部的要因によって売上が落ちると、とたんに経費が切り詰められたり、スタッフを減らされたりする。その点、弊社はレーザー加工機を主力事業としているので、熱意でもパワーでも負けることは絶対にあり得ない。」



花卉生産でも、いろんな規模の農場があります。生産規模が小さくても、ある作物のスペシャリストになることにより、十分、大手生産者に勝つ事はできます。自分に何ができるのかを良く理解し、自分が努力すれば一番になれる分野か否かを正しく判断することが大切です。そして、自分を信じて努力を続けることにより、その作物のリーダー的存在になることができると思います。

ドイツのウェストホフという会社は、カリブラコアのスペシャリストです。カリブラコアを扱っている会社は欧米に無数にありますが、カリブラコアだけに特出した会社は他に類を見ません。ウェストホフは良品のカリブラコアを客の要望に合わせて作り続けることにより、カリブラコア生産者として一番になり、現在、カリブラコアのマーケット・リーダーとして成功を収めています。

どんなニッチなマーケットでも、一番になることが大切です。二番では「その他大勢」と同じ様に扱われてしまいます。

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