2011年2月20日日曜日

高松スクール

このところ、かなり忙しい日々が続き、寝不足続きだし、体調は崩すし、かなりいっぱいいっぱいの状況でした。

今日も朝からずっと予定が入っており、しかも、今後の事業戦略の考察もしなければならず、頭の中がだんだんグチャグチャになってきています。

ちょっと、つらい・・・。

まあ、間が空いてしまったし、今日書かなければ、またしばらく書けそうにないので、ちょっと書いときます。



先週、弊社主催の勉強会がありました。今回は生産者だけでなく、販売店の方々にも来て頂き、一緒に「どうすれば園芸のマーケットを活性化させることができるのか?」について考えました。

原価計算の勉強をし、マーケッティングのセオリーを勉強し、店頭での見せ方や企画の勉強をし、最後に生産者と販売店でディスカッション形式でマーケットの拡大について話し合いました。
私は司会でしたのであまり自分の意見は言えませんでした。いろいろな意見が出ました。生産者も販売店も随分と苦労して頑張っているのがよく分かりました。
しかし、疑問に思うことがありました。専門店の言う「量販店にない企画」とは何なのでしょうか?その企画とは「消費拡大につながる企画」なのでしょうか?
当たり前の事ですが、消費拡大する為には園芸ビギナーを多く巻き込まなければなりません。既存客にどんなに売り込んでも、一人当たりの消費金額は決まっています。

多くの人達は、園芸初心者は量販店で買い物をして、園芸上級者が専門店で買い物をするべきだと思っているのでしょう。だから、初心者に優しいお店ではなく、玄人向けのお店がもてはやされるのでしょう。でも、どんなに専門店が玄人向けに企画を練っても、そこに園芸ビギナーがよってくるとは思えません。

それでは、園芸ビギナーは量販店で買い物をするのが本当に良いのでしょうか?専門店は「園芸ビギナーを増やす」という大事な仕事を量販店に任せていて良いのでしょうか?ちょっと無責任だと思います。

売場に従業員のいない量販店では、園芸ビギナーを増やすのは至難の業です。個人的なケアのできる専門店が園芸ビギナーを増やすべきだと思います。そして、園芸ビギナーに必要なのは、「こだわりの花壇苗」とか「ここでしか買えない植物」ではないと思います。「ショッピングを楽しむ」ことと「植物を楽しむ」ことだと思います。そのための演出とサポートをするのが専門店の仕事だと思います。

今回ゲストスピーカーとしてお呼びしたシューリッヒの副社長がおっしゃっていました。「日本の専門店はマニアックですね。」

消費拡大のカギは、いかに専門店が「マニア向けの店」から脱却し、いかに「ビギナー向けの店」を演出できるか、にかかっていると思います。

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