2011年6月4日土曜日

来期用カタログ

このところ来期向けのカタログ作成で毎晩遅くまで企画担当のスタッフと残業していました。

みなさんご存知の通り、弊社は付加価値の高い商品にターゲットを絞りご紹介させて頂いております。取り扱いを決めるに際し、ブリーダーと何度も話し合い、何の為にこの植物が育種されているのか?この植物の価値は何なのか?どの様な生産者が作るべきか?どの様なマーケットに販売されるべきか?どの様な消費者がどのように楽しむのか?等を明確にして、取り扱いを決定します。ただ単に、花が綺麗、花持ちが良い、などの理由だけでは取り扱いをしません。

弊社では来期に向けてまた面白い商品が発表されます。

その1:サンデ社のカラー
 栄養系の品種で鮮やかな花色が豊富にあります。オランダの北部、球根で有名地方に会社があります。いままで他の会社に品種の供給等をしていましたが、近年は、自社での販売に集中しており、特にアメリカのマーケットでは人気があります。今まで日本では積極的に販売をしていませんでしたが、その理由は、「十分売れていて、球根が足りなかった。」とのことです。弊社でコンタクトを始めた頃も、あまり日本のマーケットに興味を示してはくれなかったのですが、サンデ社の社員が30歳代と若く、弊社のスタッフとのコミュニケーションが良くとれた事が要因だと思います。このサンデ社のカラーは花上がりが良く綺麗な色が豊富にありますので、中高年の女性だけでなく若い年齢層の女性にも喜んでもらえる商品だと思います。母の日だけでなくクリスマスの需要もあると思いますが、誕生日やその他の特別なイベントでのプレゼントとして使ってもらえると嬉しいです。
今期、ヨーロッパでも大人気の黒いカラー「オデッサ」です。


その2:ウェットマンピンクス社のピンクス
 ピンクスとは何ぞや?と思われる方も多くおられる事でしょう。ピンクスはピンクスです。意識の高い販売店であれば理解してくれる事なのですが、一部の学習能力の低い流通業者を通ってしまうと、全く間違った商品になってしまう為、そういった「学習能力の低い」人達にも気付いてもらおうと思いイギリス流にピンクスと呼ぶ様にしました。もちろん、ブリーダーはイギリスの会社です。この商品の特長は「香り」です。何とも言えない甘い香りが最高です。大変旺盛で早生の品種なので、咲いた花を切花用に切り取っても、次の花がすぐに咲いてきます。このブリーダーには10年前に惚れ込んで、ずっとコンタクトを取っていました。お互い「一緒に仕事をしたいね」とは話し合っていたのですが、いろいろな問題があり今迄仕事を始められませんでした。その間、ウェットマンピンクス社は欧米でどんどん有名になっちゃいました。来週発送する弊社のカタログを見てもらえば分かると思いますが、会社をあげて、かなり力が入っています。
品のある花色、爽やかな甘い香りが特長の「キャンディフロス」です。
プラグ苗から9ヶ月で、写真の様な7寸株ができます。


その他にも、結構使い勝手の良い新商品が追加されます。現在カタログ印刷中で、来週には生産者におくらせて頂きます。今回のカタログも弊社のデザイナー会心の作です。

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