2011年10月27日木曜日

広州交易会

IFEXが終わってすぐですが、広州交易会に行ってきました。



世界的な景気停滞のせいか、今回も来場者数は少ないそうです。しかし、日本~広州間の飛行機は久し振りに混んでおり、日本から出かける人は久々に増えているんじゃないだろうか、と感じました。まあ、昔は交易会中の飛行機のチケットを入手する事すら困難だったので、昔に比べれば随分減ってしまったとは思いますが・・・。

10月の交易会は、クリスマス商品が多く並びます。今回気がついたのは、青色を使ったクリスマス企画が結構増えているようでした。ただ、はっきりした青というよりも、ちょとくすんだ色使いです。他の色も、全体的に50年代を思わせる様な色使いが多く、『アメリカン・グラフィティ』や『グリース』の映画を思い出しました。(おかげで、夜はyoukuのサイトでグリースの映画を見てしまいました。)







その他、定番商品のヨーロッパとアメリカの嗜好の違いにルールがあるのを、いろんなメーカーと話していて気がつきました。言葉で説明するのが苦手なので、写真で説明します。



さて、どちらがアメリカ向けでどちらがヨーロッパ向けの人形でしょうか?

まあ、分かると思いますが、上がアメリカで下がヨーロッパです。




その他に、いろいろと商材を探してきました。

これはプラスチックでできている鉢花の外容器です。3.5寸用でだいたい50円くらいです。




今回一番気に入った陶器鉢です。3.5寸用で200円くらいです。




また、造花の品揃えはすごく、正直、なんでもあります。ちょっと変わったものを紹介します。


ガチョウの羽でできているバラの花です。なんと匂い付き!プラス、付加価値のつけ方が半端じゃない。バレンタイン用や母の日用などに、かなり手の込んだパッケージを準備し、メッセージカードをつけ、小売の販売単価まで設定しています。花色や花の形もいろいろとアソートしてくれ、かなり差別か商品に仕上がっています。この商品が好きかどうかは別として、中国のメーカーがここまで『付加価値』を意識して商品作りをしている事にビックリしました。

最後は、木で作った花です。木のぬくもりが何とも言えず、メチャクチャきれいでした。




【番外編】
展示会場を廻っている時に、ウルトラマン・レオのビデオに見入っている女の子に出会いました。可愛かったのですが、顔出しはNGでした。


展示会場内で食べた中で、気に入ったランチ(せいろ弁当)です。スープとお茶付で約250円。おかずはいろんなチョイスがあり、どれも美味しそうで、「会社の近くに欲しいなあ」と思いました。

2011年10月20日木曜日

忍野八海

そう言えば、IFEXの前にオランダの種苗会社の担当者が来日されたので、中部地区の生産者をバッと廻りました。皆さんには出荷の忙しい中を丁寧に対応して頂き、ちょっと申し訳ない気持ちになりました。




山梨にも行きまして、途中、富士山の忍野八海に寄りました。


河口湖~山中湖あたりは大変素晴らしい景勝地で、私の好きな場所の1つでもあります。その中でも忍野八海近辺は、ちょっと昭和にタイムスリップした雰囲気が懐かしさを感じさせ、また、自然の美しさに改めて感謝する場所です。

行く途中は本当に何も無く、普通の山あいの村の様に感じるのですが、村中をブラブラ歩いていくと、突然、大変美しい湧水池が現れます。池の周りには古民家などがあり、富士山を背景にした風景は、言葉で言い表せない程の美しさです。日本人に生まれて良かった!やっぱ、日本が一番ですね。



ちなみに、忍野八海ってみんな知ってるのかと思ったら、弊社スタッフは知らなかった。年配の人には有名で、若い人にはあまり知られていない、のかな?





2011年10月18日火曜日

IFEX

無事にIFEXが終わりました。今年も大変良かったです。1010日の絡む忙しい週にも関わらず、多くの生産者や販売店の方々が来場して下さりました。弊社ブースにも沢山の方々が寄って下さり、沢山のご注文や宿題を頂きました。



近年は会社の仕事量の増加に伴い、私は雑用が多くなり、日頃からお世話になっている方々の所になかなか出向くことができなくなりました。本当に寂しい思いと申し訳ない思いで一杯なのですが、IFEXの時などの機会に皆さんとお会いでき、お元気そうな様子を見ることができ嬉しくなります。



また、新規にお会いする方々には、弊社の仕事に対する考え方を知って頂く良い機会となりました。

なぜに弊社の様な種苗の卸会社が小売店向けに資材を販売しているのか?

新しいマーケットを作っていく為には、新しい消費者に対して、いかに小売店・流通業者・種苗会社・ブリーダーが一緒になってプロジェクトを進めていかなければならないのか?

卸業者と生産者が弊社ブースに隣接してブースを持ち、展示会期間中にお互いが当たり前の様にブース間を行ったり来たりする意味は何なのか?

この様なことを説明させて頂き、多くの方に共感して頂くことができました。



本当に充実した3日間でしたが、無理がたたってしまい、ダウンです。いつもそうなんですが、馬車馬の様に働き続け、みんなの喜んでる顔を見ているとどんどん楽しくなって、結構イケイケで行きまくり、気がつくとオーバーヒートしちゃってダウン!ってことが年に1回必ずあります。学習しないわけじゃないんだけど、オーバーヒート直前まで「まだ大丈夫!」って思ってるんですよね。事業に対しては、石橋を叩きながら、常に逃げ道を準備しながら、慎重に進むのに、自分に対してはてんでダメですね。


今回も更にバージョンアップした弊社ブースです。


夜は生産者グループの宴会にお呼ばれしました。こんなとこに顔出してるから風邪引いちゃうんだよな。

2011年10月9日日曜日

バスケット工場視察

今週は弊社の輸入担当者と一緒に、中国の広西自治区まで行ってきました。目的は取引工場に頼んであるバスケットの検品と、よりスムーズに輸入できる様に業務の打ち合わせをしてきました。

広西自治区の博白県というと、中国から雑貨を仕入れている人ならみんな知っている有名な場所です。沢山のバスケット工場がありますが、会社によって品質も価格もバラバラです。ものすごい数の工場があるのですが、この中から信頼できる工場を探すのはひと苦労です。しかし、本当に信頼できる工場が見つかれば、あとは安心です。弊社でも、信頼できる取引工場が数カ所あります。

弊社の取引工場にはヨーロッパやアメリカ向けの仕事をメインにしているところもあり、その工場からは欧米の趣向・デザインの傾向などを教えてもらうことができます。すごく良い色使いなどをしているのですが、そのような商品を弊社お取引先に提案しても、「おしゃれすぎる」という、ちょっと理解するのが難しい理由で断られます。結局は毎年同じ様な保守的なものが選ばれるのですが、ちょっともったいないなあ、といつも思っています。


中国では再来週に広州交易会を控えており、どの工場でも交易会に向けた準備で急がしそうにしています。私も、IFEXが終わったら交易会に視察に行く予定をしています。



のどかな風景が広がる博白県


工場の風景




番外編:「食は広州に在り」

2011年10月2日日曜日

九州出張

今週は九州の生産者を訪問してきました。

九州の生産者もやはり北海道と同じ様に「どの様に売るか」を本当に良く考えて頑張っています。

北海道に比べれば地元のマーケットは大きいですが、それでも限られたマーケットであるので、広島、大阪、愛知まで出荷しており、場合によっては東京までも出荷している様です。




だいたい誰でも察しがつくと思いますが、九州の生産者にとっての大敵はやはり『夏の暑さ』です。

大分県にある飯田高原(関東の戦場ヶ原みたいなところ)は以前は宮崎からシンビジウムの山上げが行なわれていたそうですが、シンビジウムの価格下落と生産者の高齢化に伴い、だんだんと飯田高原のハウスに空きが出てきました。そして、ここが今、花卉生産者の草花の夏越しの場所として開けてきているそうです。私がお邪魔したハウスでも、シクラメンが元気に育っていました。

また、別の場所になりますが、準高冷地にもかかわらず、ハウスに冷房を入れ、夏の間でも夜温を16℃までさげてベゴニア生産者の農場を訪問しました。勿論、素晴らしい商品に仕上がっており、注文で東京まで送っているそうです。

当たり前の事ですが、ここでもやはり環境設定の大切さを再認識しました。



熊本のある生産者の農場で『苔島』なるものを見てきました。この生産者はネットを通して苔島の企画商品を販売しており、東京の専門店やデパートなどにも卸しています。かなりきれいです。確か、園芸業界でも『水』は1つのキーワードになるだろうと、どこかで聞いたことがありますので、時代に乗った商品かも知れません。確かに、このところお店で睡蓮なども随分見かける様になりましたものね。

この『苔島』、私も今度ネットで購入してみようと思います。