2011年7月29日金曜日

メルマガ



え~っ、皆さんもうご存知だと思うのですが、メルマガを始めました。

なぜ、今メルマガを始めたのかというとですね。これには裏話があります。



うちの会社はお客様の満足を常に念頭に置き仕事をしています。毎週月曜の朝に行なわれる会議は「営業会議」ではなく「カスタマーサポート会議」と呼ばれています。この会議では「どの様に生産者に満足してもらえるか」「どの様に生産者の役に立てるか」などについて話し合います。その他にも、年に2回行う経営ドックと呼ばれる全体会議では、私たちが生産者の為にするべきことをとことん話し合います。例えば、その話し合いの中から生まれた行事のひとつが、毎年2月に行なわれる「生産者向け勉強会」です。



去年の夏の経営ドックの際に、「生産者の為にもっと情報発信をしたい」という話が出ました。しかし、このような企画については、私たちも全くの素人ですから、何をどのようにやったら良いのか分かりません。「やりたい」という気持ちだけで、いっこうに具体化できませんでした。

通常、私は社内会議では司会もしなければあまり発言もしません。スタッフみんなが自分たちで考え話し合っています。しかし、この「情報発信をしたい」という気持ちが具体化できないのを見ていて、どうにもこうにも「なんとかしてあげたい」という気持ちになりました。そこで、私が突然、「俺、メルマガやるよ」発言をしたのです。

もともと、「生産者向け勉強会」だけでは、経営についてのサポートが全然少ないと思っており、もっと頻繁に生産者と一緒に経営についての話し合いをしたい、と思っていました。ですから、このメルマガを通して生産者と話し合えることは、ある意味、自分で希望していたことかもしれません。実際、まだ2回しか配信していないメルマガですが、生産者の方々より多くのご意見を頂いております。私からの一方通行でなく、生産者の方々のご意見を聞けることができ、大変嬉しく思っています。



可能であれば、生産者の皆様の農場に出向いていろいろと話し合いたいのですが、なかなか難しい状況もあります。まあ、私のメルマガが、うちのスタッフが思い描いていた「情報発信」かどうかは分かりませんが、せめて、メルマガを続けることにより皆さんとコミュニケーションがとれ、少しでも皆様のお役に立てれば、と思っています。

2011年7月25日月曜日

おじさん達が「チュー」ってマジかよ!



今日は朝からとんでもない写真を見てしまいました。

おじさん同士がチューしている写真です。

なんでも、ニューヨーク州で7月24日、同性愛婚が正式に合法化されたそうです。

アメリカ、どうなっちゃってるんでしょう?

アメリカはピューリタン達により、宗教的な目的で建国されたはずです。合衆国憲法のAmendment第1条に書かれている「宗教の自由」というのは、彼らピューリタンがイギリス国教会からの独立を意味する為のもので、あくまでも、「キリスト教の中での自由」だったはずです。聖書の中では、何度となく、同性愛は罪であると書かれています。

あなたは女と寝るように男と寝てはならない。これは憎むべきことである。(レビ記18:22)

その他にも、ローマ人への手紙1章26~28節、コリント人への第一の手紙6章9節、etc.にも同様のことが書かれています。



個人的には、オバマ大統領になってから、だんだん「なんでもOK!」の風潮が進んできたように感じます。国民の人気取りを重要視するあまり、本来あるべき状態からどんどん逸脱してきているように感じます。私がよく言う「王道」からどんどん離れてきています。大統領就任式では、オバマ大統領が聖書に手をおいて宣言し、演説では「建国の文書に忠実」「聖書の言葉」などの言葉も使っていました。

な・の・に・・・・。

オバマ大統領が誕生した2008年末のドル/円の為替レートは約100円でした。現在は80円を切るのが当たり前になってきています。日本が何か景気良いのではありません。アメリカがどんどん自滅しているのです。

やはり共和党のレーガンやブッシュのような、周りから何を言われても、「強いアメリカを作り上げる」。そんな意志の強いリーダーが必要なのではないでしょうか?



写真は、私が通ったアメリカのクリスチャン大学です。校章には「pro christo et patria」、大学のモットーで「キリストと国の為に」と書かれています。



2011年7月24日日曜日

中国の高速鉄道って、大丈夫なの?



昨日、中国の浙江省温州市で、高速鉄道の脱線事故がありました。死傷者が約250人にものぼる大事故です。日本が何十年もかけて培ってきた技術を拝借して、ほんの5~6年で「中国が作った世界最高技術の高速鉄道」と世界で特許申請をするようなワケの分からん事をしているから、そのしっぺ返しが来たんだろうと思っています。

今朝、中国の友達に電話しました。



ー 中国ではどんな感じなの?

まあ、落雷のせいで連絡とれなかったんだから、事故になっちゃってもしょうがないだろ。



おいおい、それが問題なんだろ?と思ったのですが、こんな感じの中国の人たちですから、列車事故も起こるべくして起こったわけですね。

うちの会社でも、中国から園芸資材を輸入していますが、サンプルと商品に差があるのは当たり前の様なもので、工場の人も、いつも「それくらいはしょうがないだろ」って対応です。

おおらかなんだか、いい加減なんだか?



で、中国の友達と電話で話したついでに、高速鉄道の特許申請についても聞いてみました。



ー 日本やヨーロッパの技術を借りて高速鉄道が作れたのに、海外で特許申請をして海外に列車を売り込もうってのは、ちょっとモラルがない様に思えるんだけど?
 
でも、日本も昔は海外からいろんなものを輸入して、それを自分たちで改良して、海外に輸出して国力をつけてきたわけだから、同じ事なんじゃないのかな。



なるほど、そう言われればそうだ。ヘンに納得!

2011年7月13日水曜日

OSC




今年もオハイオ・ショート・コースで勉強です。
先週末から本日・火曜日まで、毎朝8時から夕方の6時頃まで生産農場と小売店の勉強をしました。ぶっ続けで集中して授業を受けるのは、子供の頃ならともかく、今の私の脳ミソではとてもついて行けません。本当はクラスが終わったらホテルの部屋で復習をすれば良いのですが、時差ボケもあり、取引先の人と夕飯を食べて、バッタンキューです。

ただ、明日からはガーデンセンターや生産農場の視察なので、脳ミソの使用度も低くなり、帰国するまでにはなんとか復習を終わらせたいと思います。



生産者向けのクラスでは、農場経営、特に生産原価についての授業を立て続けに取りました。あるクラスでは、農場の使い方を違った視点から考え、どうすれば原価的に効率の良い生産ができるのか、ということを学びましたが、生産原価が燃料費に圧迫されてきている昨今には、大変役に立つ考え方だと思いますた。また、注文単価をいくらまで下げられるか、とか、出荷をいつまで先に伸ばすことができるか、なども、原価計算と絡ませながら設定する方法は面白かったです。

また、販売店向けのクラスは、主にカスタマーサービスの基本について学びました。まあ、応用すれば弊社でも使えるので、“一石二鳥”と言ったところでしょうか。ただ、「カスタマーサービス」と一言で言っても、現在の消費者の趣向は変わってきていますし、何を望まれているのかも変わってきています。とても面白いクラスばかりでした。あるクラスでは、グルーポンを活用して売上を伸ばしているガーデンセンターが紹介されました。そのお店の方がゲストとして話してくれたのですが、「収入の多い人の方が、クーポン券を利用する確率が大きい」という話等は、結構ビックリでしたん。



併設されている展示会は、あまりパッとした感じはしませんでした。出展している種苗会社は大体同じ雰囲気でした。しいて言えば、ボール社が元気な感じですね。米国内の営業が60人もいるそうで、その営業力を頼ってくる欧米の種苗会社もおり、相乗効果が出ているんでしょうね。

あと、商品で目についたのは、ヨーロッパの栄養系のカラーが結構紹介されていた事と、綺麗なカラジウムやホスタがあちこちに飾られていました。展示ブースを見ていても、結構な人が集まっていました。

嬉しく思ったのは、弊社取扱いのPACやウェストホフがアメリカでも独自に営業を開始しました。やっぱりアメリカはガーデニングの先進国ですから、商品に自信があれば、大舞台で勝負したくなりますよね。



さて、弊社は小規模の会社なので、「大舞台で勝負」などには遠く及びませんが、自分たちのやるべき事を地道に続け、信用される会社で居続けられる様に頑張りましょう。


マサチューセッツ州にある、ある造園店では、店の入口に大きな石の看板がおかれています。その看板には・・・
*弊社のルール1:お客様は絶対に正しい。
*弊社のルール2:もし、お客様が間違えたと思ったら、ルール1を見よ。

とても利己主義人種の集まるアメリカの会社には思えませんが、「“王道”はどの国でも同じなんだなあ」と感心させられました。

2011年7月5日火曜日

培養土



先週は久し振りに生産者を廻り、熱い話に盛り上がってきました。やはり現場の声は最高です!

さて、そんな中、一人の生産者と培養土の話になりました。「水持ちの良い培養土」と「気相率の高い培養土」。まあ、当たり前の話なのですが、通常は水持ちの良い培養土は気相率が悪く、気相率の高い培養土は水持ちが悪いです。生産者によっては水切れを起こさない様に水持ちの良い培養土を好みます。生産者によっては根の生育が良い様に気相率の高い培養土を好みます。

勿論、栽培している植物にもよるとは思いますが、皆さんはどちら派でしょうか?私は後者を選びます。なぜなら、営利生産に適しているからです。どんなに「消費者の事を考え」消費者の管理し易い物を提供しようと思っても、それにより生産が難しくなり、製品原価が上がり、消費者の希望よりも高い商品になってしまっては意味がありません。まずは消費者の買える商品を提供する事が第一だと考えます。それができた上で、その上のレベルの商品を考えれば良いと思います。

まあ、異論はあると思いますし、正解は1つではありません。あくまでも素人の私見です。しかし、頭ガチガチの固定観念で固めるのではなく、いつも当たり前に思っている事に、ちょっとでも「?」を入れてみる事も良いのではないでしょうか?