2010年12月18日土曜日

出荷規格



ベトナム出張から帰国し、ひと息つく暇も無く国内の出張でした。

先週土曜の夜10時過ぎに帰宅し、それから翌日の勉強会の準備をし、日曜は教会を休んで、朝から静岡です。このところ休みが全く取れず疲れが溜っていますが、やっていることは自分が好きでやっている事ばかりなので負担にはなっていません。

静岡での勉強会は、別品目を生産する若手生産者が集まって作っているグループで行ないました。このグループは共通品目を作るグループでもなく、単なる共同出荷をするグループでもなく、どの様に自分たちの農場経営を改善できるかを栽培技術、管理能力、販売方法、などを勉強してより高みを目指す生産者のグループです。

勉強会の途中、ひょんなことからある事に気がつきました。それはA品とB品の線引きです。どの生産者も出荷の際にA品、B品と線引きをしていると思います。しかし、特に鉢物の場合、社長でなければA品、B品を取引先毎に分けることができない、ということがあるのではないでしょうか?○○園芸のA品はこれだ、B品はこれだ、と仕入担当者に理解してもらう為には、自社農場の誰もが(せめて出荷に携わるスタッフには)A品、B品の自社規格を理解していなければならないと思います。そのためにはA品、B品の花芽の数、開花数、株の大きさ、などを数値化する事は大切だと思います。

例えば、シクラメンならば、5寸2個入A品は株の直径がだいたい○cm、鉢上の株の厚さが○cm、株上の花芽の数が○本、開花数が○本、など。また、カランコエならば4寸12個入A品は直径がだいたい○cm、鉢上の株の高さ(花の高さ)が○cm、花芽の数が○つ、開花数が○輪、など。

生き物なので「規格化」というのは大変難しいとは思いますが、これが出来る事が販売店の信用を得られる事だと思います。線引きは必ずしも100点満点で無くても良いと思います。まずは80点以上、70点以上の線引きを目指してみてはどうでしょうか?

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