2010年8月28日土曜日

経営ドック


昨日は弊社の経営ドックを丸一日かけて行ないました。「経営ドック」とは人間ドックの会社版で、弊社では年に2回、会社の健康診断を行ないます。簡単に言えば、会社の状況を明確にし、今後の目標に向かってどのようにみんなが進んで行かなければならないのかを明確にする会議です。

内容は簡単で、弊社の業績の確認、事業計画の確認、将来のビジョンの確認などを行なった後、SWOT分析を行ないます。その後に、今後、個々が行なわなければならない事を明確にして行きます。

説明するとこんなに簡単なのですが、これを全従業員参加で丸一日をかけて行ないます。ところがまあ、みんな自由に発言し、ちょくちょく話も脱線する(なんか昨日は私が一番脱線してた様に思います)ので、なかなか予定通りに終わらず、会議の後半部分は来週月曜に持ち越しになってしまいました。

弊社は8月という中途半端な月に決算があります。理由は簡単で、12月も4月も忙しいからです。今期の決算も、お取り引きの皆様のお陰で、なんとか売上は前年比で微増し、若干ながら利益も確保できそうです。

来期の事業計画についても、今期比微増する予定です。会社の経営上、なるべく具体的な数字とその根拠を明確にしておく事は必要ですが、経営ドックではその数字を達成するためにどうするか、という様な事は話し合いません。お客様に何をしてあげたいか、に集中して話し合います。その結果、毎回50〜60のやりたい事が出てきます。勿論、全部が達成できる訳ではありませんが、毎年、結構な数の「やりたいこと」は達成できます。

毎年、私たちは、このように「お客様のためにしてあげたい事」を明確にし、それを私たちの日常の業務の基本としています。その結果、毎年、わずかながらも利益を得させてもらっています。本当に、二宮尊徳の「たらいの水の原理」は的を射た話であり、そのように生かせて下さる神様の力にはいつも驚きと感謝でいっぱいです。

この写真は、昨夜、経営ドックの後にみんなでピザを食べに行ったときの写真です。私の隣の青年は、栃木県の生産者の息子さんで、弊社で3年勉強した後、来春に家業を継ぐ予定です。彼にも是非、本当の仕事の意味というものを理解して会社を経営して欲しいと思います。

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