2010年10月29日金曜日
IFEX
昨日からIFEXが始まりました。
今回は、弊社が一番重要視している「鉢物の価値をどのように消費者に理解してもらえるのか?」に焦点を絞りました。
弊社がお取り引きをさせて頂いている生産者は素晴らしい品質の鉢花を作られる方が沢山いらっしゃいます。しかしながら、この数年は市場の価格を見ると、海外と比べても比較的安く流通されているのが現状です。確かに以前の鉢物価格は製造原価に比べて高すぎました。しかし、現在は逆に安すぎると感じます。だからといって販売店が利益を多くとっているのかというと、販売店の利益率も海外と比べて低いと感じます。
このような現状になってしまった要因の1つとして、消費者が植物の楽しみ方をまだ理解していないことが問題なのではないかと考えます。
そこで、今回の展示会では「消費者に楽しんでもらえる鉢花の売り方」を、弊社が最近取扱をはじめたドイツ製の陶器鉢を使用して提案してみることにしました。ポイントは、
*鉢花の花だけを楽しんでもらうのではなく、インテリアとして楽しんでもらう。
*売場の中で、できるだけ消費者に楽しんでもらい、なるべく店内すべてを歩き回ってもらい、可能な限り店内での滞在時間を長くしてもらう。
初日に弊社ブースに寄って下さった方々の反応はまずまずでした。仕入担当の方々が、お店の中の一般消費者と同じ様な行動をとっているのが面白かったです。中には、「このディスプレイ材料をこのまま譲って欲しい」とおっしゃる販売店の方もいらっしゃいました。
消費者が楽しんで買い物をしてくれるシステムが浸透し、隣の店と販売価格だけを比較して植物が販売されるという構図が変わってくれれば理想だと考えます。
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